10月9日のプログラム

11:00-11:50 総会

11:50-13:20 昼休憩

13:20-15:30 一般発表

〈分科会1〉絵画

司会:足達 薫(東北大学)

13:20-14:00 / 二宮 望(京都大学)
栄えあるイメージとイデオロギー ――パーシー・エルンスト・シュラムによる中世支配者の図像研究

14:05-14:45 / 山上 紀子(大阪市立大学)
オディロン・ルドン作《出現》 (1883)再考―目を閉じた頭部と黒い球体の重なりにあらわれる死生観 ―

14:50-15:30 / 島村 幸忠(京都芸術大学)
田能村竹田の文人画論再考 ——「拙」およびそれ以外の主要概念との関係性について

〈分科会2〉写真・映像

司会:竹中 悠美(立命館大学)

13:20-14:00 / 村上 由鶴(東京工業大学)
アブグレイブ刑務所の写真 – 触れない暴力あるいは非人間化の装置

14:05-14:45 / 折居 耕拓(大阪大学)
マイケル・フリードの美術史と写真論における「タブロー」の概念について

14:50-15:30 / 紙屋 牧子(玉川大学)
昭和天皇「代替わり」儀式の映画における視覚表象

〈分科会3〉音楽1

司会:大愛 崇晴(同志社大学)

13:20-14:00 / 杉山 恵梨(大阪大学)
バッハ《マタイ受難曲》演奏分析 ――1970–2000年の古楽の録音を比較して――

14:05-14:45 / 堀 朋平(国立音楽大学)
編集された「クレド」の神学 ――グノーシスとシューベルト――

14:50-15:30 / 朝山 奈津子(弘前大学)
「楽派」概念の成立:美術史と18世紀の総合音楽史および国民様式論との接合

〈分科会4〉文学・文芸

司会:萱 のり子(東京学芸大学)

13:20-14:00 / 丁 乙(東京大学)
銭鍾書「『ラオコーン』を読む」:中国詩における物体表現をめぐって

14:05-14:45 / 遠藤 太良(京都大学)
保田與重郎の思想形成に関する一考察――美術との関わりに着目して

15:50-17:30 若手研究者フォーラム

〈分科会5〉美術批評

司会:林 卓行(東京藝術大学)

15:50-16:20 / 日比野 未夢(千葉大学)
雑誌『美術新報』が提示した同時代美術・美術家像―1909から1915年の作品・作家批評を手がかりに―

16:25-16:55 / 中嶋 彩乃(京都大学)
クレメント・グリーンバーグの工芸観―「装飾」との関わりを中心に

17:00-17:30 / 横尾 千穂(東京大学)
宮川淳の批評実践にみる理論的可能性 ──「影論争」「手仕事論争」を中心に

〈分科会6〉西洋美術1

司会:荒木 文果(慶應義塾大学)

15:50-16:20 / 江村 哲朗(東北大学大学院)
アルチンボルド《ウェルトゥムヌスとしてのルドルフ2世》——神話の再解釈と仮装文化の関係

16:25-16:55 / 平沢 遼(東北大学大学院)
ソフォニズバ・アングイッソーラ作《フェリペ2世の肖像画》におけるヤコブス・デ・チェッソリス『チェスの書』(1493年)からの影響について

〈分科会7〉現代美術

司会:浅沼 敬子(北海道大学)

15:50-16:20 / 山野井 千晶(東京藝術大学)
エリオ・オイチシカによる《パランゴレ》にみられる「遊び」に関する考察 ―文化人類学と精神分析の観点から―

16:25-16:55 / 青木 識至(東京大学)
中期フルクサスのマルチプル事業における使用と流通のダイナミズム

17:00-17:30 / 藤本 流位(立命館大学)
トーマス・ヒルシュホーンの《バタイユ・モニュメント》における暴力の再考

〈分科会8〉建築と彫刻

司会:天内 大樹(静岡文化芸術大学)

15:50-16:20 / 新井 晃(一橋大学大学院)
ヴェルサイユ宮殿美術館と現代美術 —歴史的な展示空間と作品の摩擦がもたらした批評と破壊行為—

16:25-16:55 / 早坂 若子(慶應義塾大学)
「マコム(makom/場)」概念の考察に基づくダニ・カラヴァン作《人権の道》解釈の試み

17:00-17:30 / 鯉沼 晴悠(京都工芸繊維大学)
「日本万国博覧会の磯崎新——反博運動との関連から